皇居勤労奉仕

10月24日~27日
第6回 志学奉仕団
今回は一緒に参加された
20代のOLからいただいた感想を掲載します。
主に具体的な作業内容というよりは、参加して”感じた”皇居勤労奉仕というような
感想文です。
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まず、高森明勅先生(日本文化総合研究所代表)から皇居勤労奉仕団のお話をいただき、興味を持ちました。
そして、今回室舘代表率いる志学奉仕団として参加させていただき非常に光栄に思います。
恵まれた環境に出会えたことに感謝です。
親に皇居勤労奉仕に行ってくると話したら、山形の祖母もいっていたようでした。
私は親から皇室の話を聞いたことがなかったので、親が伝えないと、何事も続いていかないことを改めて実感しました。
また、妹に皇居勤労奉仕の話をして、すごいねぇと言っていました。
やはり、若い人にはもっといろんな話をしていかないと感じます。
そして、待ちに待った4日間。感動の連続でした。
東京の中心地にいるはずなのに、自然にあふれ、鳥や花や草木が生き生きと育っている空間に心が弾みました。
遠いところに旅行に行ったかのようでした。
1日目は、赤坂御用地で、池や松、その周りに生えている青々とした芝生がとてもきれいでした。
また皇太子殿下のご会釈を賜り、非常にその目の力の強さに圧倒されました。
一国の天皇陛下となっていく皇太子殿下の覚悟や責任を背負っているような感覚を覚えました。
2日目は、皇居を周り、大自然の中を歩いていくのは非常に気持ちよかったです。
賢所は、どっしりと何か大きいものが輝いているような感覚、皇室の歴史を考えるとまさにここが中心で日本があると思いました。
大道庭園では、樹齢370年、550年という盆栽を拝見させていただき、非常に嬉しかったです。
370年前などもこうして同じように見ていた人がいると思うと、歴史はつながっていて日本人の美徳、感性も基本は昔から変わらないのだなと思いました。また、天皇陛下の刈った稲を脱穀させていただき、心からありがたく思います。
都会育ちの自分にとっては、稲をしっかりと見たことがなかったなと思いました。
稲もそうですが、一つのものを育てて、自分で刈って、食べる。そして、また育てる。
この一連の流れが当たり前なようで、当たり前ではないと思いました。
育てる大変さがある中でも、心のあり方が穀物などをおいしく実らせるのではないかと感じました。
3日目は、東御苑や旧二の丸などを周り、数多くの花や竹、樹などが植えられているのに感動でした。
小堀遠州の茶室も残っており、その空間だけ江戸の頃と重なるような不思議な感覚でした。
奉仕団として、庭園の中に入ることができたのも非常に感動的でした。
やはりきれいな自然は、自然ではなく、人の手が行き届いてきれいに見えているものだと改めて感じました。
4日目は、天皇皇后両陛下のご会釈を賜り、胸が熱くなり身体が何か喜んでいるような気もしました。
非常に緊張もしたんですが、涙があふれ出てきて、日本人で天皇皇后両陛下がいてくださることに感謝の一言でした。
また、ほかの団員の方もそれぞれ思いがあり、日本をよくしていきたい方が多く、一緒に奉仕できたことが幸せです。
年配の方と若者をつなげる場としても奉仕はいいものであると改めて思いました。
4日間、普通ではありえない体験をさせていただき心から御礼を申し上げます。
周りの普通の人は、同じように伝えてもきっと理解できないと思います。
日本の歴史をしっかり積み重ねたからこそ、今の自分があり、感性が少しずつ磨かれたと思います。
まずは、歴史を伝えていくこと、そして機会があればどんどん友人も誘って奉仕に行けるようにしたいです。
きっと、母親になる人が奉仕団として集まれば、心遣いや一つ一つのものの見方などいい経験になると思います。
ここからがスタートであり、原点であるような気がします。
皇室ファンになりすぎず、しっかりと周りへの心配りを忘れない凛とした女性になっていきたいと思います。
このたびは4日間大変お世話になりました。
スタッフの皆様と、共に汗を流せた経験も非常にありがたく思います。
稚拙な文章で申し訳ございません。
今後とも宜しくお願いします。
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いかがでしたでしょうか。
20代の若い方でも、この4日間に感動されます。
これをきっかけに皇居勤労奉仕が一人でも多くの方に、広がればと思います。
ありがとうございました。


皇居勤労奉仕」への3件のフィードバック

  1. EP課、都築課長代理担当の上田陽平です。
    感想文を書いて頂いた方、また掲載をして頂いた室舘代表に感謝致します。有難う御座います。
    皇居勤労奉仕という場の雰囲気や、筆者がそこから感じた歴史の重みがとても伝わってきました。
    皇居には淀みのなく澄んだ空気が流れ、心が洗われるということを感じさせて頂きました。
    また、天皇陛下の尊さや存在感、感謝感動が文面からひしひしと感じ取れる一方で、実際にお会いし肌で感じて初めて人に伝えられるものであるとも感じました。
    日本人たるもの行くべきであると感じ、皇居勤労奉仕への想いがますます高まりました。
    また、このような感想文を拝見させて頂き、当たり前ではない世の中に感謝し、穏やかな感性を持った人間 でありたいと心から思いました。
    豊かな感性を磨くべく、感謝を忘れずに行動を起こして参ります。
    改めて感謝申し上げます。

  2. 今年5月に室舘代表と共に、皇居勤労奉仕に参加させて頂いた、教育プロモーション課メンバーの栗田哲生です。
    私が参加させて頂いたときも、四日間を通して毎日大きな感動がありました。
    東京のど真ん中とは思えない美しい自然の数々や、戦中の空襲もなんとか逃れて江戸時代から守られてきた盆栽など、ひとつひとつに心が洗われました。
    有難いことに、天皇皇后両陛下や皇太子殿下に御会釈頂いた際には、何とも言葉にできない気持ちで胸がいっぱいになりました。
    ぜひ多くの方々に、皇居勤労奉仕に参加して、この感動を感じてもらえたらと思います。
    以上です。
    栗田哲生

  3. 私も天皇陛下が東日本大震災の時、玉音放送をなさり、涙をながしたいおもいにかられたのを覚えています。志学奉仕団に参加された皆様が心底羨ましいです。ただ、天皇陛下の玉音放送でも、起立して聞く人が現在の日本にどれだけいらっしゃるでしょうか。私も空気に流されてしまいちゃんとした礼節ができませんでした。一生の恥です。今上天皇陛下が想う日本の姿をちゃんと実現せねばと思います。室舘代表いつもありがとうございます。

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