第1回 着物の旅~絹を巡る群馬県~後編

第2日目 3月30日

二日目は『日本絹の里』にて、機織り体験をしました。
3本の糸を選んで、30分ほどでコースターを作りました。
皆さんの織ったコースターは、大変上手でした。
機織り

実際初めて、生きているお蚕さんを触りました。ちょっと感動。
大人になったら3日間ずっと休み無しで、
0.018ミリの糸を1秒に1cmずつ吐き続けるそうです。
お蚕さん

そして、ラストは『富岡製糸場』
まず、建物の大きさに感動しました。
明治5年でこのスケールの建物を建てたことに、江戸時代を生きてきた方はさぞかし驚いたことでしょう。
富岡製糸場
工場内部
機械

明治政府は富国強兵の為に
産業の柱として質の高い糸づくりに力を入れました。

全国から優秀な女性(士族の娘)を集め、
3年間教育しリーダーとして地元に帰しました。
こうしてドンドン製糸業が全国に広がったのです。

二日間の着物の旅は大成功に終わりました。
私も一緒に勉強しながら本当に面白くて、
多くの若者に参加していただきたく思いました!

ご参加の皆さん、道中なにかとお気遣いいただき心より感謝致します。
大変有難うございました。


第1回 着物の旅~絹を巡る群馬県~後編」への4件のフィードバック

  1. 小学生依頼の久しぶりのお蚕さんでした!

    今回の旅を通じて、着物がなぜ素晴らしいのかその理由を知れました。
    多くの人の手によって、多くの苦労を掛けて出来上がった1本の反物だからだと思います。

    歴史の教科書で「養蚕」を習ったときは、こんなに日本を支えたものであったと思いませんでした。
    明治維新・文明開化を支えたのが、養蚕業だと知り驚きを感じました。

    歴史と絹のルーツに触れることで、もっともっと着物をたくさん着て、
    そして着物を着る人を増やしていきたいと思いました!

    入念な準備をしてくださった内田課長を始め、
    ビューティーケア事業部の皆様・そして野倉先生室舘社長に心から感謝申し上げます。

    今後とも宜しくお願いいたします。

  2. 着物の旅、私も驚きと感動の連続でした。
    織物の製作過程の大変さ、職人の凄さを知り、着物の価値が高まりました。
    貴重な体験の機会をありがとうございます。

  3. 室舘代表
    先日の着物の旅では、たくさんの貴重な体験をさせて頂きまして誠にありがとうございました。
    今回の旅で、着物も日本も更に好きになりました。縦糸を張ったり、縦と横の柄を合わせたりと、細かい技術、そして根気のいる作業は日本人だからこそ出来たのだなと感じます。美しいものを残したいと思う方々の力で、今も素晴らしい日本の文化があることに感謝です。
    美しい日本人の心、そして美しい着物を広く伝えていきたいと思います。
    また、感謝し尽くせないほどたくさんのお心遣いを頂き、幸せで感動の旅でした。
    本当にありがとうございました。

  4. 戦前だけでなく、1950~60年代にかけて、日本の輸出産業第1位は繊維産業だったそうです。
    繊維産業は、明治・大正・昭和を通じて日本の輸出を牽引しましたが、近年でも、中東諸国で日本の繊維に対する需要が高まっているそうです。
    中東繊維市場における、東洋紡のシェアは約7割だとか。

    その発展の礎となったのは、皆さんが直接ご覧になった富岡製糸場で学んだ方々なのでしょうね。

    2日間お疲れ様でございました。

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