石破元防衛庁長官、凄い一時間

皆さんおはようございます。いつもありがとうございます、室舘です。

本日は、京王プラザホテルにて 衆議院議員 石破 茂氏 の講演を聞いてきました。

石波議員

テーマは『豊かな経済と防衛』でした。

石波議員資料?

石破議員は本来農林水産が本業だったそうです。
防衛に目覚めたきっかけは、すばり「北朝鮮」。

金日成前国家主席の80歳の誕生日に北朝鮮に呼ばれ、自分の目で北朝鮮という国を見て、肌で感じた感想は、

「戦時下の日本とダブって見えて、いつ攻撃してきてもおかしくない」

というものでした。「これはやばい!」と直感で思ったそうです。

ちなみに日本は防衛費(陸・海・空合わせて)約5兆円で、世界3~4位。
F15戦闘機100億円×200機
イージス艦1220億円×4隻+今後2隻
戦車9億円×いっぱい
人件費、基地維持費などで、5兆円かかっているそうです。

しかし北朝鮮はお金がありません。
なので、TVに映るところにお金をかけるそうです。
ミサイルや兵隊の行進などでしょう。

面白かったのは、韓国兵から聞いた話で、
「北朝鮮の戦車部隊に10年勤務しているのに、戦車を一回も見たことが無い人もいる」

とか、「ミグ19が未だにある」など、北朝鮮はお金が無くてボロボロだそうです。

逆に一番心配しなくてはいけないのが
日本に数百人いる北の工作員による生物兵器を使ったテロだそうです。

さて、金正日総書記はなかなか頭が良く、
ソ連、ルーマニア、イラクがなぜ崩壊したのか研究しているらしい。
二の鉄を踏みたくないということ、それは当然でしょうが。

北朝鮮では
ソ連は誰が裏切り者かわからなかった。→身内でも密告する、密告国家を創った。
ルーマニアは軍にやられた。→軍人をすごく大切にする。
イラクは核持ってなかった。→核持つ。

と簡単に書きましたが、崩壊しないように必死です。

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そして印象に残ったのは、やはり元防衛庁長官だけに、日米安保の話でした。
「日本が危機に陥った時、自分の国の若者を送ってでも守る」と公言しているのは、アメリカしかない。
中国もロシアも言ってない。アメリカはそこまで言ってるのに、アメリカがピンチの時は日本は知らんぷりといつまでも言ってられないんじゃないか!

もう一つ。
自衛隊は、当時の軍隊ではない。自衛隊のユーザーは国民です。

有事には、危険を顧みずに規律正しく命がけで国を守るとコミットしている自衛官、自衛隊。

イラクに自衛隊の派遣命令を出したのが石破元長官。

日本という国の安全や生活は石油無しでは語れません。その石油の90%を中東から輸入しています。
中東の安定は日本の国益なのです。

イラクは、1929年58.9度という世界最高気温の記録も持ってます。日なただと70度いっちゃうのかな?

そんな国が、水が出ない、水が流れない、病院が無い!と叫んでいる。

世界191カ国でイラクはどの国に来てほしいか?イギリスの調査が2回行われたが、

実はどちらも『日本』が一位だったそうです。
同じアジアでロシアに勝った国、あれだけの経済発展した国、ハイテクを含め、日本だそうです。

こうして自衛隊派遣を石破元長官は決意したのです。

12月24日のクリスマスイブ。
家族や地域の人、自衛官の壮行会の日でした。

当時の小泉総理、安部官房長官、川口外務大臣、石破防衛庁長官からメッセージ、
『お父さん、いつ帰ってくるの?』と子供の声。
『元気で帰って来いよ!』とお父さんの声。
『長官、うちの息子頼むよ!』とお父さん。

そんな中、一人の若者が言いました。
『長官、僕、今日は、今まで生きてきた中で最高のクリスマスです。自分が行く意味、自衛隊の意味、総理大臣まで来てくれての励まし。がんばってきます。』と。

外交や防衛の話っていろんな論調があって本当に面白い。
いつも師匠の丹野先生が言ってることですが、これからの若者はビジネス知識だけでなく、外交、軍事の知識や哲学がより必要になってくる気がしました。

有事には、危険を顧みずに規律正しく命がけで国を守るとコミットしている自衛官、自衛隊。
国はこういう人達に最も重い栄誉を与えるべきであると強く感じました。

そんな一時間ピッタリのお話を聞き、京王プラザホテルを後にしました。

それでは。

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