4月3日
「おもしろ消しゴム」
皆さん一度は観たことがあるのではないでしょうか。
おもしろ消しゴムの工場を見学してきました。
80歳の創業者自らが説明をしてくれます。
これが実に味があって良いです!
社長の苦労話も聞き応えがありました。
70歳を過ぎても、新商品の開発のため寝袋を持って会社に泊まりこむ話、
中国のコピー製品との戦いの話など、グッときました。
※中国コピー品は、リボンなど細かな部分が潰れています。
土日の午前と午後に一回ずつ、20人限定で見学ができます。
※一ヶ月先まで埋まっています。
八潮にある工場ですべて作るため、純国産であります。
一個50円の消しゴムが、人気のようです。
消しゴムというものは、文字が80%消えると消しゴムとして認定されます。
一般的な白い消しゴムは95%消える。
イワコーさんの消しゴムは88%消えるので消しゴムです。
今では、空港や企業でノベルティーなどで使われていたり、販売もされています。
一個オリジナルを作ってみたいなぁ~と思ったのですが、
オリジナルの金型の価格が800万円と聞いて、ん~意識落ちです。
「日本で一番大切にしたい会社」の著者で有名な坂本光司さんの
「小さな会社の大きな仕事」でもイワコーさんは取り上げられています。
私は仕事柄、普通の方々より「おもしろ消しゴム」を目にする機会が多いと思います。
本当に複雑な形のパーツが細かいところまで正確につくりこんであって、組み合わせると見事にずれることなく形になる「おもしろ消しゴム」には驚かされます。
ブログのお写真に中国のコピーが出ていますが、目やリボンなど細かい部分ができていないところをみると、やはり技術力の差を感じます。
社長さんの年齢を感じさせないバイタリティは本当に驚くばかりです。私自身も、分野は違えど「生涯現役」にこだわっていきたいと改めて思いました。