8月5日(日)
第163回しがくセミナーを開催
講師 国史研究家 小名木 善行 先生
テーマ『リーダーに必要な大切な日本の知恵』
日本の起源に迫る、様々なお話をいただきました。
・「ウシハク」と「シラス」
「ウシハク」とは支配者と被支配者という支配の関係。
「シラス」とは共にあるという関係。
日本は神話の時代からシラス国を目指してきた。
今も天皇陛下は国民を「大御宝」として大切にしてくださる。
天皇陛下と民は、支配の関係ではなく、シラス関係にあるのが、日本の形である。
・奉行の責任
江戸時代は、揉め事においては奉行所で裁判をおこなっていた。
もし管轄内で凶悪犯罪が起こった場合、下手するとお奉行様は責任をとって切腹であった。
そのため、奉行所は地域の治安維持にも努めていた。
お奉行様は、人を裁くという「権力」とともに、治安維持ができなかった際の「責任」も負っていた。
昔から日本では「権力」と「責任」が表裏一体であった。
など、非常に興味深いお話でした。
本質を追求すると、多くのことが見えてきます。
小名木先生、ありがとうございました。