致知出版社へ

6月9日

今日は致知出版社の藤尾社長から、一緒に食事をしながら話をしようとの誘いがあり、青山にある致知出版社の本社へ行って参りまし た。

致知出版社は、
?五木 寛之, 稲盛 和夫 何のために生きるのか
?中条 高徳, 渡部 昇一 子々孫々に語りつぎたい日本の歴史

をはじめ、人間学に力を入れた本を出版されています。

特に月刊誌『致知』は人の生き方を探求する人間学の雑誌ということで、読者までもが誇りを持っている雑誌です。以前、中條先生聞いたのですが、他の雑誌を読んでいる人は「○○を読んでいます。」と言っては来ないが、致知だけは「致知を読んでいます。」と勢い良く言ってくるそうです。私も恥ずかしながら、以前中條先生の前で言ってしまいました。

致知

また、当社のスタッフは毎朝10分間、「致知タイム」という『致知』を読むための時間をつくり、全員で静かに読んでいます 。10分という短い時間ですが一つ、二つ発見することがあるのでとても不思議です。

私も以前から『致知』を出版されている藤尾社長とはゆっくり話しをしたいと思っていましたので、本社の前に15分前に着いてしまい、雨宿りをしながら緊張して待っていました。こういうときの15分は長いものだとつくづく感じました。

時間を見計らって致知出版社に入ると、想像以上にすばらしい丁寧なスタッフの皆様の挨拶。さすが『致知』を出版している会社だと感服いたしました。

藤尾社長と柳澤常務取締役と、食事をしながらお話しをさせて頂きましたが、
色々と質問して頂き、大半は私が藤尾社長と柳澤常務取締役に答えながら話す形となりました。

藤尾社長は『致知』のすごさを物語るエピソードとして、
『致知』の7月号にも掲載されている高校生の話をしていました。

この高校生は、奈良の高校を卒業し、今年から京都大学に進学したのですが、入学前の休みを利用して、致知出版社を訪ねてきたというもの。初めての上京にもかかわらず、お台場やディズニーランドなどの観光地スポットには目もくれず、一路、致知出版社にやってきたとのこと。

”いまどき”の風潮に少しも染まらないその少年に、藤尾社長も「大変励みになった」とうれしそうに話ていました。ベストに来ている若者の中にもたくさんの読者がいますが、もっともっと若者が人間学を学び、志を高めてもらいたいと思いました。

柳澤常務はベストの事業一つ一つに興味を持っていただき、色々聞いてくださいました。事業の一つであるコミュニケーションマジックにも興味を持たれ、せっかくだからということで、僭越ながらマジックを披露させて頂きました。まさか、藤尾社長からマジックをお願いされるとは思っていなかったので、少々焦ってしまいました。どんなときでもすぐにマジックができるように心の準備をしておくことが大切だと改めて感じました。

2時間ほどお時間を割いていただいたお陰で、ベストの活動をよく理解して下さいました。今後、様々な会合に誘っていただけるというお話も頂き、とても感激いたしました。

帰り際、3階から、2階、そして1階と降りていく時に、それぞれの部署の方、皆立ち上がって挨拶してくれました。うちのスタッフにも日頃から挨拶が大事だとは教えていますが、致知出版社のスタッフの方々の挨拶と比べると正直言って負けを認めざる得ませんでした。

元気なのはもちろん当り前で、それは当社のスタッフでもできていますが、笑顔や心の込め方は大きく違っていました。私達は、挨拶の時に元気の良さばかりに気をとられていた気がします。

ただ、やはり心が大事で、心の底から「ようこそいらっしゃいました」「お越しいただきありがとうございます」
と言えるかどうかだと思います。これを読んでいるスタッフのみんなも致知出版社のスタッフの挨拶を目標にがんばりましょう。

やはり良い本は、良い人がいないとできない。すばらしい社長、役員、スタッフがいらっしゃってこそ、あの『致知』というすばらしい雑誌があるのだと、本社に行って実感しました。

今後も、致知の教訓を活かしてより質の高いサービスを提供していきます。


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