3月26日
本日は弊社の「ちょこっとワールド 」という講座が開催されました。どういう講座かと申しますと、世界を知るために外国人講師をお呼びして、母国のことを話してもらうというものです。
第1回目のモンゴルに始まり、イラン、ロシア、中国、ベトナムと開催してきました。世界の文化や民族に興味を持ち、国旗に興味を持ち、首都に興味を持ちと、徐々に世界というものに興味を持ちました。
国を理解する為には実際行ってみるのが一番ですが、さすがに191カ国(国連加盟国)を歴訪するのはなかなかできませんので、逆に日本には海外からたくさんの方がいらっしゃっているのでその方をお招きして直接聞いてみようという発想が事の始まりでした。
メンバーさんにとっても上記のような内容や、外国から見た日本をライブで聴ける事は今後の人生にも役に立つだろうと信じております。また、講師の方も日本人に母国の事を理解してもらえる機会はなかなか無いと聞いておりますので、お互いの為にも素晴らしい場になっているのではないでしょうか。今では「ちょこっとワールド」は月に一度の私自身の楽しみにもなっております。
今回は「バングラデシュ」でした。
日本に20年近くいらっしゃるというアラムさんと、小学校をこの3月で卒業したばかりのラジャくんのお二人が講師としていらっしゃいました。講演経験も豊富で、会場を巻き込む雰囲気を作って下さったアラムさんと、日本語を勉強し始め1年半とは思えないくらい日本語が上手で、なんでもストレートに話してくれる、ラジャ君は絶妙なバランスで講義を行ってくださいました。
アラムさん????????????????????????????????????????????????????????
?ラジャ君????
中でも大変印象に残ったのは、アラムさんが個人的に日本のことを感謝しているという話です。日本が太平洋戦争で戦ったことは様々な議論を呼んでいますが、白色人種に支配されていたアジア各国が独立していくきっかけとなったのは紛れもない事実で、日本がなければバングラデシュもなかったかもしれないというお話を聞きました。
メディアでは中国、韓国などの意見が多く取り上げられますが、やはりアジアには親日の国もきちんと存在することを改めて感じました。
また、バングラデシュの国旗は日本と似ていて緑に赤い丸のデザインなのですが、少し左側にずれています。参加者から「なぜずれているのですか」という質問が出たのですが、「日本に敬意を表して、日の丸をずらした」ということでした。
もうひとつ印象に残った話は「本当の豊かさは何だと思いますか」とアラムさんが参加者に投げかけ、「日本の食物自給率は約40%に対して、バングラデシュは100%自給できている。この部分は日本よりも豊かだと考えている。」とおっしゃられたことです。
インターネットがあるから、テレビがあるからだけが豊かさではないという話は良く聞きますが、外国の方から聞かされると新鮮でした。やはり、親日の国の方は日本を良く知っている為、経済発展という功績と引き換えに古き良き日本にあって現在失われてしまっている何かを感じ取るのだろうかと考えさせられました。本当の豊かさというものを、私ももっと勉強し20代に伝えていこうと思いました。
講座が終わったあとは参加者みんなで交流会を行いました。
バングラデシュのカレーを、現地の人は手を使って食べるということで、早速私も手を使って食べました。
インドに行った時に手で食べたことがあるので、初めてではなく、私は寿司も手を使って食べることが多いですが、やはりおいしさを感じます。交流会の最後には会場はごはんとカレーにまみれながら手を使って食べている人がたくさんいて、真面目な勉強だけでなく、こういった体験をすると本当に表情が活き活きするなと関心していました。
そんなとても美味しいカレーを作ってくれたのが、シナモン の店主バブさん。バブさんもバングラデシュ人です。バブさんは、手で触れて温度を確認してからモノを食べていたらしく、日本に来た当初は、日本人が熱いラーメンを食べる姿を見て、「よくそんなものを食べられるものだ」と驚いていたと言います。この辺も、本には載らない民間レベルの文化でしょう。
バブさんを始め、アラムさん、ラジャ君、ラジャ君のお母さんのリッピさん、ラカイン族のトエエさんなど、多くのバングラデシュ人の方や、多数のお客様もお見えになりました。
お忙しいなかお越しいただいた皆様、ありがとうございました。
これを機会にバングラデシュと日本の文化交流が広まっていく事を望んでおります。このように、海外との文化交流会は毎月開催いたしますので、これを読んだ方で興味がある方はご連絡ください。一緒に、海外の文化を広めましょう。
お疲れ様です!
ブログ拝見させていただきました!3課の山下です。
私が今回のちょこっとワールドで感じたことは、「もし、私たちが他の国でちょこっとワールドのようなイベントに招かれてお話してくださいとお願いされたとしたら、アラムさんやラジャくんのように、本当に楽しそうに日本のことを話せるだろうか?」ということです!
アラムさんもラジャ君も、「バングラデシュのことを知ってほしい!」という強い気持ちを持っているからこそ、あのようにどんどん発言できるのだと思いました!お二人が司会の山口さんのお話を少しストップさせてまでお話する姿に、「バングラデシュが大好き」という気持ちが読み取れました。私も、お二人に負けないくらいに日本のことをいきいきと語れるようになりたいと思いました!
バングラデシュ料理を手で食べたことも、とてもよい体験でした!
あのような素晴らしい会を開催してくださり、本当にありがとうございました!これからも、ちょこっとワールドにどんどん参加したいと思います!!
山下さん、コメントありがとうございます。
私も当日参加致しまして、お二人には感心しっぱなしでした。
お互いに日本の事をもっと勉強致しましょうね。
私もカレーを手で頂きました。手の方が大変おいしく感じたのは気のせいでしょうか?
また是非ご参加くださいませ。