環境アーティスト サイヒロコさん

3月29日

本日は、東京日本ロシア協会 の仲間とのお茶会がありました。

私は、東京日本ロシア協会の理事を務めていますが、今回のお茶会には常任理事長でありますサイヒロコさんもいらっしゃいました。

サイヒロコさんは、国際的に活躍している芸術家で、東京湾アクアラインにある「海ほたる 」のイメージオブジェ、愛知万博での「心の環境」のためのモニュメン ト、アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP) に永久展示されている作品など、スケールの大きい作品を次々と発表しています。

詳しくはホームページを参照ください。
http://www.saihiroko.net/

日本という国は外国と比べて、芸術家に対しての評価が低いという現実がございます。ここだけの話、芸術家というだけで、某デパートではカードすら作ることができないそうです。外国の方が聞いたら耳を疑うことでしょう。

特に、ロシアという国は芸術家の評価はかなり高く、会社を軌道に乗せている経営者よりも芸術家を尊敬するお国柄です。確かに、ロシアはバレエやシンクロナイズドスイミング、フィギアスケートなど芸術的な分野が世界的に有名なことは周知の事実でしょう。

日本とロシアの交流に関して、サイヒロコさんを中心に様々な意見が飛び出しました。その中で、サイヒロコさんの作品の展覧会をロシアで開催できないかという話になりました。

なぜそのような話になったかと申しますと、最近、中国でサイヒロコさんの展覧会を開催することが決まったのですが、何度も話し合いの場を持ったわけでもなく開催を決定したそうです。

主催は新華社です。どのような機関かと申しますと、日本でいう外務省と財務省を足したような 機関になります。そのような機関が主催ですので、どのくらいの規模かはだいたい想像がつくのではないでしょうか。

そして、中国の熱の入れようがわかるのは、毎週中国の議員の席に置いてある雑誌に、なんとサイヒロコさんの広告が出ているのです。

(本を撮ったのですが、少し上に写っているのがサイヒロコさんです。)

サイヒロコさん

また、予算が数億円かかるということですが、新華社のビルの上にある、長さ100メートルの看板が使えるということで、日本の企業にしてみれば大変な広告価値があります。

そのような、とても大きな規模の展覧会ですが、私にも手伝ってもらえないかというお話をいただき、大変光栄でした。協力できる部分は、精一杯協力させて頂きたいと思います。

また大きな展覧会にもかかわらず、サイヒロコさんと新華社の決定のスピード には驚かされました。仕事ができる人は短い時間で決断するというお話をよく聞きますが、今回はまざまざと見せつけられました。それと同時に、素晴らしい方と仕事をさせていただいていることに喜びを感じました。東京日本ロシア協会に誘っていただいた方々に感謝いたします。

もちろん、折を見てメンバーさんにも紹介しようと思います。一度、しがくセミナー は見ていただいていますし、東京日本ロシア協会に手伝いに行っている佐藤さん、渡辺さんというメンバーさんとも会っていますので、話は早いと思います。皆様、楽しみにお待ちください。

さて、環境アーティストとして世界中を駆け巡っているサイヒロコさんですが、今後やりたいことの一つとして「ボディーミュージアム」の話をしていただきました。何かと申しますと、体の模型に入って行き、遊びながら体のことが楽しく理解できるというものです。体のことが理解できると、自分のことがわかり、自分のことがわかれば、他人にもやさしくなれるというコンセプトです。

さらに、畏れ多くもこんな話をしてみました。

「弊社には約800名の若い会員様がいらっしゃいます。向上心のある若者が多いので、中にはサイさんのアシスタントをやりたい方がいらっしゃるかもしれません。もし、そのような会員様がいらっしゃったらサイさんの事務所のサポートをさせていただけませんでしょうか?」

さすがに迷惑な話かと思いましたが、ここも素早い判断で「ぜひ一緒にやっていきましょう」
という返事をいただきました。これもまた光栄なことです。

これは凄いチャンスだと思います。興味のあるか方、話を聞いてみたい方は是非メール をください。

私達もぜひ応援したいと思います。


環境アーティスト サイヒロコさん」への6件のフィードバック

  1. お疲れさまです。二課の川崎です。ブログ拝見しました。私の伯父も陶芸家として活動していますが、やはり芸術家として社会的に苦労することが多いと聞いています。ただ、伯父の師匠の人間国宝、島岡達三先生との出会い、弟子入りのきっかけ、行動を聞いてみると度胆を抜かれるようなことで、その行動力、感性には脱帽でした。話、こだわり、考え方、食。大変勉強になります。日本の芸術を《分かる人には分かる》ではなく、万人に受け入れてもらえるような環境づくりをしたいと思いました。ベストの一員として、スタッフとして人間力はもちろん、日本が誇るすばらしい芸術についても伝えていこうと思いました。

  2. お疲れ様です!

    3課の武良です。ブログ拝見させていただきました。

    サイヒロコさんの「ボディーミュージアム」素晴らしい発想ですね!よく身体の中のことを小宇宙だと表現されていますが、子供も大人も自分の身体の中がどのようになっているのかや仕組みなど、興味はあってもあいまいにしか分からないのではないかと思います。また知りたいと思っても解剖の本など絵や写真などから実感するのは難しいと思います。

    身体の中を通り抜けたりすることで、楽しく自分の身体のことを知ることで自分に興味、関心を持つことができるということだけでも新鮮ですが、さらに人体を知ることで人体の不思議さを感じ、自分とはなにか?ということを考え、また自分以外の他者も同じような身体なのだということを感じることで相手に対して興味をもち思いやりを育むという意味におどろきました。芸術というのはとても奥深いものだと改めて感じました。ぜひぜひ「ボディーミュージアム」が完成された際には体感させていただきにいきたいです!

  3. 川崎さん、武良さんありがとうございます。こんなにコメント頂けるなんてありがたいです。また皆さまが大変しっかりしていることに脱帽です。今後ともサイさんとは、たくさん交流していく事になるかと思いますので、また掲載してみたいと思います。

  4. お疲れ様です、志学会の手代木です。

    私自身、環境とアートにとても興味があり、新潟越後妻有アートトリエンナーレというものにもかかわってたりするのですが、そこでもアーティストはそこで自分の満足ためだけの作品作りではなく妻有の地域の活性化につながるような作品作りをしていたりします。

    私自身、しがく新聞にかかわるものとして編集側の自己満足でおわるのではなくベスト全体や日本の活性化につながる新聞をつくっていきたいとおもってます!

    ぜひ、しがくセミナーなどでサイヒロコさんの活動をもっと知りたいです。

    よろしくおねがいします。

  5. お疲れ様です!3課の武良です。ブログ拝見させていただきました。

    サイヒロコさんの「ボディーミュージアム」発想がとても素晴らしいと思います!!

    子供も大人も自分の身体の中身がどのようになっているのかということに興味はあっても実際に見ることも、本や絵で勉強することも困難だと思います。楽しく身体の仕組みを知ることができるという点でも素晴らしいのに、人体の仕組みを知ることで自分に興味を持ち、さらに他者も同じような身体だということを知り、そこから他者への興味、思いやりを育めるという発想がすごい!と思います!ぜひぜひ、完成したら私も体感させていただきにいきたいです。

  6. しがく新聞でもコメントいただけるようにがんばりますね。ありがとうございます。

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