遠州流茶道 『点初め』

1月10日

書き初めは小学校時代やっておりましたが、
遠州流茶道では年の始の行事を『点初め(たてぞめ)』と言います。

小堀宗実13世家元のお点前を目の前で拝見し、素晴らしい一年のはじめを迎えました。

お家元は今年、還暦を迎えます。
記念の年ということで、お家元好みの棚は至る所に6角形を用いており、
ハイセンスなこだわりを感じさせて頂きました。

寄り付き入り口の掛け軸は何と、初代小堀遠州の父、新介正次作!(400年程前のもの)

寄り付きには、小堀遠州の掛け軸が品良く掛けてありました。

御濃茶席から、点心の席、薄茶席とそれぞれに、新介正次0代目~初代遠州公、2代目3代目~13代目まで、歴代の方々の何らかのお道具や作品が、飾られていました。

こんな贅沢はありません。

一般的に、これほどの物はガラス越しにしか拝見できません。
遠州流茶道宗家、直門で本当に良かったと感動した一日でした。


18年目の靖國神社参拝

1月3日

約720名で集合写真を撮影し、昇殿参拝をしました。
28年集合写真

例年にも増して着物での参拝者がたくさんいました。
皆さん大変素敵でした!

きもの担当の内田マネージャーから
『着物での参拝は御霊鎮めという意味がありますから・・・・』
との話に多くの方が賛同したのです。

今年も一年、日本を護るために戦ってくださった御英霊に対し、
感謝の気持ちを持って励むことを誓いました。


着物で日本酒を奏でる会

12月13日

私のささかやかな夢の一つが叶いました。
仲間と共に、着物を着て日本酒を楽しむ会です。
4年前に「開催したいね」と言っていた会が実現しました。

茶道の先輩の野倉幸男先生が懇意にされている南流山の京料理「かねき」さんにお世話になりました。
かねきさんは、大好きなお店の一つです。
京料理「かねき」

お店の1階を貸し切って、皆が着物を着ての会合は、なかなかないようです。
かねきの大将職人さん
お料理4お料理3お料理2

みなさんの着物が本当に素晴らしくて、大将も女将さんも大変喜ばれていました。
着物3
着物1-着物2
これも着物塾でもお世話になっている野倉幸男先生のお陰です。


富士の麓でのお茶事

10月25日

遠州流茶道、石川先生のお茶事に招かれました。

行き届いた輝けるお庭、心のこもった各部屋の掛け軸やお道具。
本来なら美術館でガラス越しでしか見られないような逸品ばかり(古田織部の茶杓など)。

お茶事の凄いところは、
そんな逸品でお食事やお酒、お茶を頂けることである。

おもてなしの究極をお見せいただきました。
本日も歴史や伝統文化、おもてなしなど大変勉強になった日でした。


劇団曼珠沙華 20周年記念公演 日本橋公会堂

10月23日

20周年
創始者ママ・ローザ、座長夢弥さんを筆頭に20年間。
何十回も海外公演で活躍してきました。
日本を広くアピールしてきました。
本当にご苦労様でした。

本当に素晴らし公演で、目頭が熱くなりました。
日々演技を磨き、トレーニングし、厳しい団体生活を心一つでやってきました。

切れ味の良い踊りと、きらびやかな日本トップクラスの衣装!!
華天女組の、天使のような笑顔と舞は、癒やしの究極でした。

素晴らしい公演を有難うございました!
記念撮影1記念撮影2


佐藤宗花先生によるお茶会

9月23日

佐藤宗花先生によるお茶会を開催。
今回は14名が集まりました。
14名14名2
お濃茶のお点前を私が担当しました。

皆さん初めてのお濃茶は、思ったより飲みやすくて美味しかったと言ってくださいました。

皆さんに、柄杓の使い方を指導し、薄茶を点てて頂きました。
久しぶりの方も多く、ワイワイがやがやと楽しそうでした。

最後に佐藤先生から、お茶事のお話。
風景
皆さん大変感激してくれました。

その後は懇親会、
遅くまでお茶のお話で盛りあがりました。


野倉宗衣さんの「茶室開き」

9月12日

神楽坂にある遠州流茶道宗家の門を叩いて五年。入門当初からお世話になっている野倉宗衣さんの茶室開きがおこなわれた。その茶事から私は「おもてなし」というものについて、改めて深く考えさせられた。今回は茶道にみる「おもてなし」に触れてみる。

和菓子をいただき、お抹茶(薄茶)をいただく。これが一般的な茶会だが、本来は「茶事」と言って、懐石料理にお酒、和菓子、お抹茶を楽しみながら、思い思いの話に興じる会である。戦国時代の武将や江戸時代の殿様が過ごしていた、和やかで優雅な時間を味わえる貴重なひと時だ。この度「茶室開き」という、茶室を初めて使うときに催される大変おめでたい茶事を、茶道の先輩である野倉さんが開かれ、私もお招きいただいた。
 茶事が始まる前は、寄付(待合所)にて待機する。そこには江戸時代の荷物入れや煙草盆が何気なく置いてある。現代では普通に買えるものではなく、この日のためにと、つてをたどって探したと言う。今まで何度か拝見したお庭も一変し、細部まで手入れの行き届いた緑が程よい湿り具合になっており、竹細工も見事だった。茶室までの通りがけに見えるだけなのに「ここまでするのか」と感服した。
 茶室で最も重要なのが掛け軸。小堀宗実家元の「和光同塵」の書は、この日が初掛けだった。用意するまでの苦労を伺っていたので、目にすることができて感激だった。旬の食材で振る舞われた懐石料理は大変美味。だがそれだけではない。さらに感動したのが美しい器の数々。百年以上前の代物が、次から次へと当たり前のように出てくることに本当に驚いた。

茶事のメインイベントがお抹茶(濃茶)のひと時。濃茶の前には和菓子をいただく。振る舞われた栗の和菓子は、知る限り最高のものをと、わざわざ岐阜県まで行って選ばれたものだった。
 そして濃茶。これまで十数年も積み重ねてきた茶道の稽古は、この日のためにあったのだろうと思うと感慨深いものがあった。一年以上も前から悩みに悩んで選ばれたのが、百年以上前の堅手の茶碗。心を込めて点てていただいた濃茶は最高の味だった。なんとお抹茶に使う水も、岐阜の銘水がお抹茶に合う軟水だからと、直接汲んでこられたそうだ。そして、同席された方が喜寿ということで、祝いのお能「鶴亀」を謡う。その方を尊敬し慕われている野倉さんの想い溢れる姿に一同目頭を熱くした。床の間の綺麗な花入れ籠には、色鮮やかな季節の花が活けられていた。活け花も何年も前から稽古していたそうだ。しかも一番良い花を活けるために、活けてあった花の三十倍もの量を集め、その中から選ばれた。
 茶事が終わり、結構なお土産をいただいて、帰路についた。途中、ふらりと店に入り余韻に浸りつつ考えた。
 私は「おもてなし」ということを軽く捉えていなかっただろうか。和菓子や花、庭造り、お家元の掛け軸、懐石料理と器、なるべく江戸時代の道具をと東奔西走し、できうる限り最高のものをと労力を厭わずに茶室開きの準備をされた。そこに至った野倉さんの想いを想像すると、言葉を失った。
 本物のおもてなしは「心」から始まる。相手に少しでも喜んでいただきたいという純粋な心。あの心に一歩でも近付きたい。できる限りのおもてなしをしていくことを、今後の人生のテーマにし、目の前の人の喜ぶ顔を楽しみにして生きていきたい。
◆しがく新聞2015年10月号の巻頭コラムより


志学青年奉仕団(学生奉仕団)懇親会

9月4日

志学青年奉仕団が感動の4日間を終了し、その懇親会に招かれました。
皆さんの感想を聞かせて頂き、心から感動しました。

天皇皇后両陛下よりご会釈を賜り、自然と涙が出ましたと多くの学生から聞きました。

また、隅々まで見学させてもらえるとは思わなかった。
宮内庁庭園課の職員さんに感動しました。
といった感想も多かったです。

今回の経験を親に話したら、感心した親もいたのですが、多くはそうでも無かったとのこと。
ですが、おじいさん、おばあさんは例外なく喜んでいたそうです。
普段はあまり話さないのに、皇居の話をしたらドンドン会話が弾んだとのこと。

学生の皆さんから感謝されて、私まで幸せな気持ちになりました。

学生のうちから、皇居や赤坂御用地に入ったり、天皇皇后両陛下、皇太子殿下よりご会釈を賜ることは、世界的に見ても奇跡です。

本当に素晴らしい経験をされました。大変お疲れ様でした。
志学青年奉仕団


お茶を楽しむ会 in 南流山

8月29日

野倉さんにはいつも大変お世話になりますが、今回もお茶室をお借りしました。

着物塾の袴編受講者が集まりました。

お能に始まり、琵琶演奏を聞いた皆さんは、
江戸時代にタイムスリップしたようだと感激していました。
能琵琶

京料理かねきさんの豪華弁当を皆で頂きました。
そして、皆さんに私のお点前で抹茶を差し上げました。
お点前

突然、皆で和歌を詠みましょうとなって、それぞれの和歌を読み上げました。
いきなりのことでしたが、感性の高いみなさんは素晴しい和歌を詠んでいました。
なかには、笑いを取りにいった方もいて、大変盛りあがりました。

着物を着て伝統文化を堪能した皆さんが、本当に喜んでくれた素晴しい会になりました。

野倉さん、いつもありありがとうございます。
記念撮影


第八回 日本の伝統文化を伝える会「屋形船」

7月20日

今年も600名程の方々が集まりました。


野倉先生もお招きをして、山本一平担当の船に同乗させて頂きました。


船の上から、レインボーブリッジを見上げ、お台場、フジテレビ、スカイツリーと東京の夜景を堪能。

そして、ほぼ全員が浴衣を着て参加。男女ともにとても輝いていました!

屋形船が終わって町を歩いていると、すれ違う人達からは、
「いいなぁ〜」、「着物着てみたい」、「浴衣着てみたい」という声も聞こえてきて、伝統文化を伝えることに貢献している実感が沸きました。

大変楽しい屋形船の会でした!


岐阜日帰りツアー

5月28日

いつも茶道や着物でお世話になっている野倉さんに岐阜をご案内していただきました。

岐阜圏域は喫茶店文化が盛んで様々な喫茶店があり、普段はどこかの喫茶店でモーニングを食べながら話をする文化があるということに驚きました。
私達が行った喫茶店では、アイスティーのモーニングセットを頼んだのだが、生まれて初めて味わうような感動的なアイスティーに驚きました。「灯屋」という喫茶店です。

川上屋で和菓子を購入。
和菓子だけでなく、洋菓子も様々あり、本当に感動しました。

陶器の町の多治見町では、沢山の陶器工場がありました。
様々な茶道具を見て回り、本当に勉強になりました。

郡上八幡の町並みと郡上八幡城。
日本の滝100選に入る阿弥陀の滝は60メートル級の滝で圧巻。

海抜1000メートルにある「満天の湯」でお肌つるつるの露天風呂も最高でした!

山中にある、地元の高級フレンチ料理屋さん。
理想的な空間で感動しっぱなしでした。

楽しく過ごした岐阜日帰りの旅。
東京に戻る新幹線ではグッスリと眠って帰りました。
朝から晩までパワフルで感動のツアーでした。

岐阜、本当にスゴイです!!


第13回 皇居勤労奉仕〜しがく奉仕団〜

5月19〜22日

13回目の奉仕団、行ってまいりました。

初日は東御苑地区。
生憎の雨で奉仕ができないということもあって、
打毬、古式馬術を見学させていただきました。
数十年に一度という奇跡的な経験に、団員も何が何だかわからなくなるぐらい興奮してしまいました。
私もこういうことがあるものだなと初めて知りました。

吹上御苑:
緑が生い茂る5月とはこのこと、とにもかくにも草刈り。頑張りました。

赤坂御用地:
皇太子殿下よりご会釈を賜りました。
大変お元気なお姿で、優しい笑みを奉仕団に頂き、勇気が湧きました。

皇居宮殿地区:
最終日には、天皇皇后両陛下よりご会釈を賜りました。
お二方とも大変お元気な姿で安堵しました。
両陛下と初めてお会いする団員8名の感動もさることながら、再会された団員の感動は更に凄かったです。
私も関東の学生さんの頑張りや、社会人の頑張りを両陛下に報告させていただき、励ましの言葉をいただけて感動しました。

奉仕が終わった後に、団員達がおじいちゃん、おばあちゃん、両親、仲間に話して、皇居勤労奉仕のことが広まっています。

今後も続けてまいります。


遠州流茶道:風炉のお点前

5月12日

ブログではあまり紹介していませんが、月4回の茶道のお稽古。
この2年間は皆勤賞で通っています。

5月からは「風炉」ということで、薄茶の基本的なお点前をしました。

季節が変わることで、お花、お道具、しつらえも変わり、
東京のど真ん中で日々を過ごしながらも、季節を感じます。
お茶を始めて、本当によかった。

この日は、
小堀宗実家元と、先代のお家元がコラボして筆を入れた珍しいお茶碗を使いました。
親子で一つのお椀に絵を入れるのは珍しいことだそうです。
つばめの絵が書かれており、5月はつばめが巣を作り始めるからとのことでした。

私にとっては、本当に良い時間を神楽坂で過ごしていると感じます。

おもてなしの心、原点に帰れる月4回の修行であります。