『心の力』出版記念講演とちょこっとワールド~イタリア~

7月22日

本日は、致知出版社 主催の『心の力』出版記念講演&トークショーに参加してきました。

『心の力――人間という奇跡を生きる――』の出版を記念して、筑波大学名誉教授の村上和雄教授と
作家の玄侑宗久先生の講演でした。

村上教授は、落語家、桂文珍さんや吉本興業の協力の下に笑いの研究をなさっている方です。さすが「笑い」を研究しているだけに、淡々と続くお話はとにかく面白く、あっと言う間に時間が過ぎてしまいました。
とても説得力のあるお話で、毎回、講演などではノートをとっているのですが、いつも以上に多くメモをとってしまいました。

私も毎月講演をおこなっておりますが、言うだけなのは実に簡単です。
しかし、それを納得させるのは大変難しい。講演で「人間力」の重要性を若者に語っている私に、「人間力」が無いと説得力が生まれません。特に「人間力」は形の無いものですので普段の行動がものを言います。
村上教授の話に「笑い」がなければ説得力が生まれ無いのでしょうが、そこは、完敗でした。

「眠っている遺伝子のスイッチをONにする。」

このフレーズだけは忘れられないものになりました。
また、機会が会ったらぜひお話を聞いてみたい方の1人になりました。

一緒に連れて行った、スタッフも貴重な時間を空けさせ、連れてきた甲斐がある内容でした。仕事に活かして下さい。

さて、その日は夜から、第10回ちょこっとワールド~イタリア共和国 ~に参加してきました。

今回の講師は、在日イタリア人のカシーニさん。

とにかくテンションが高くて、面白い。
カシーニさんが参加者へ質問していきながらの講義でしたので、参加者も大変楽しめたのではないでしょうか。

ワールドイタリア

帰りの駐車場では、アテネ五輪、柔道100kg超級金メダリストの鈴木桂治 選手に偶然出会いました。
帽子にサングラス、タンクトップ姿で、新宿の街中で目立たないように変装されていたようですが、大きな体に、凄いオーラを身にまとっていましたので、すぐに鈴木選手と気付いてしまいました。金メダリストもさすがに変装は得意ではなかったようです。

「頑張ってください」と声を掛けると、嫌な顔一つせず、グローブのような手で握手して下さいました。
テレビで見るのと同じように、ユーモアあふれる雰囲気が直接伝わってきました。
今後もぜひ応援していきたいと思います。


与謝野金融担当大臣の講演

7月20日

皇居の隣のパレスホテルにて開催されている「永田町社稷会」に今月も参加させていただきました。

超党派の議員が集まる会では最大といわれる会であるため、本日も朝早くから大勢の方々が集まっておりました。

日本ロシア協会常任理事の丹野先生に毎回お誘い頂いているわけですが、このような素晴らしい経験は滅多にありませんので、大変感謝しております。丹野先生ありがとうございます。

今回の講師は金融担当大臣の与謝野馨先生でした。

与謝野先生は文部大臣、通商産業大臣を歴任されております。

内容に関しては、オフレコなので細かく書くことができませんが、
さすが「政策の職人」の呼ばれることもあり、大変勉強になりました。

講演後には、丹野先生と共に記念撮影もしていただきました。

最近は毎月のように国会議員の方をはじめ、以前では考えられないような方々と交流を持たせていただいております。なぜ、このように紹介して頂けるのかをふと考えて見ますと、やはり、新鮮味のない言葉ですがコツコツ努力をしてきたからだと思います。

この人の為に何かやってあげたいと思った時に、すぐに、アクションを起こすことが第一歩でしょう。何度もそんなことをしていると、誰かが何倍にもして返してくれます。お天道様が見ていると子どもの頃に言われたことを思い出します。

人よりちょっとでも大きなことをしたいと考えている方は、最初は損してもいいという開き直りの発想で行動してください。見てくれている人は意外と多いですよ。

与謝野大臣


大田記念浮世絵美術館にて

7月8日

本日は原宿にある大田記念浮世絵美術館 に行ってきました。

その日は榎本紀子氏による、「五十三次の受容と展開」と題した
浮世絵の世界では有名な歌川広重の東海道五十三次に関するセミナーが開催されていました。

大田美術館

東海道五十三次と言えば、言わずもがな歌川広重が有名ですが、
他にもかなりの数の作品が現存しているそうです。

他の作品と比べながら、説明されており、日本の伝統文化としての浮世絵について
改めて勉強になりました。

なるほどと感心していると、ある男性が「掛川、沼津の部分におかしいところがある。当時の地図を見比べてもこのような見え方はおかしい。広重は実際に旅行したわけではなく、自分の目で見ていないのではないか。」という広重の絵に対しての批判の質問をいたしました。

このようなセミナーでなぜか勝ち誇ったかのように次々と言葉を投げかけるその人の話を聞きながら、「なぜいい空気を壊すのだろう?」と不思議に思いました。
実際、その話の最中に7~8人は部屋を出てしまいました。

しかし、その後すぐ「広重は鳥の目線で見た風景を描くという技法を使ったことで世界的に有名です。見たものをそのまま描くことが正しいと信じていたゴッホ、ルノアール、モネ、ゴーギャンなどのいわゆる『印象派』の芸術家へ衝撃を与えたのです。絵を見る人に何を与え、感動を与えるかが芸術家としての真価ではないでしょうか」というコメントを述べた方がいらっしゃいました。

その言葉にうなづいている人が多く、私も正にその通りだと感じました。

いかに良いものでも否定的に見てしまったら何も得ることができません。
これはどんな世界でも言えますが、ダメ出ししようと思えば何でも言えてしまいます。

歳をとればとるほどその才能は磨かれてしまいますので、否定的な意見ばかりが頭を過ぎっているときは自分を戒めましょう。

特に芸術の世界ではその感覚が顕著であると感じました。

世界に衝撃を与えた浮世絵という日本文化。以前のブログで、ゴッホと浮世絵の関係を書きましたが、事実というのはどんな理論にも勝るものだと思います。今後も日本文化の復興に真剣に取り組みます。


志友の会

7月5日

本日は以前からすごく楽しみにしていた、致知出版社主催の「志友の会」という年に1度しか開催されない貴重な会に招待していただきました。会場のホテルニューオータニには全国の致知ファンの経営者が80名ほどいらっしゃっておりました。

始めに、『致知』に「歴史の教訓」を連載していらっしゃる渡部昇一先生の講演がございました。テーマは「修養」でした。

渡部昇一先生のお話で印象に残ったのは、自分を高めるという話です。

その中では、江戸時代に諸外国から様々な宗教が入ってきましたが、幕府が一つにまとめて布教することはなく、「自分自身を高める為に用いるのは、宗教でも何でも良い。とにかく心を磨くことが大切である。」という心の学問「心学」の話をして頂きました。心学については、講談社を創った野間清治さんが雑誌「KING」にてわかり易くまとめたそうです。

「心学」の精神が残っている雑誌が『致知』であると力強くおっしゃている姿を目の前で見て、この雑誌に感動したのは間違いではないと確信しました。

その後は、致知出版社代表取締役の藤尾社長のお話です。1対1でお話をさせて頂いたことはございましたが、講演を聴いたのは初めてでしたが、全てが全て、感動する話で、致知出版社を創ってきた過去と、創っていく未来の情熱をとても感じました。

「人間はいい言葉に触れることが大事」という話がシンプルで心に響きました。確かに、魂の籠もった素晴らしい言葉に心が震えた経験は何度もあります。その度に、モチベーションを上げてもらっていました。

そう考えると、「一つのことを続けていくと、不思議なことが起こる。」という藤尾社長の言葉は、今の自分にとってとても「いい言葉」になります。私も藤尾社長を見習い、「不思議なこと」を経験できるよう、自らの信念を貫き通そうと思います。

人間学の重要性を含め、20代に人間教育をしている私としては、教えられることが数多くあり、あっという間の60分でした。

懇親会では、招かれた80名の中から、僭越ながらスピーチする場を設けていただきました。選ばれたのは私を含め3人だけで、新参者の私は最初に呼ばれると思って用意をしておりましたが、なんとトリを任されてしまいました。

志友の会

普段からスタッフや、ベストの会員の皆様にお話ししている話を
10分くらいに短縮させて熱く語りました。

一般的にはパワーがありすぎるくらいの話でしたが、さすが全国から集まった、致知を読んでいる社長の方々です。

スピーチの後に、名刺交換の列が出来た時には、会のレベルの高さを感じ、こうしたチャンスを与えていただいた藤尾社長を始め、社員の皆さんに本当に感謝いたしました。

2010年には、私達の影響で1万人の若者に、『致知』を広めたいと思います。


カンパニータンクの取材

6月30日

本日は、13時から取材対応です。

カンパニータンク の瀬尾社長(記者)とインタビュアーとして女優の小柳ルミ子さんがベストにいらっしゃいました。

インタビュー自体は、40分くらいでした。
様々質問に答えましたが、聞き方が上手かったせいか、気付くと生い立ちから現在に至るまでの私の想いを熱く語っていました。

詳しくは、カンパニータンク11月号に掲載されるとのことですので、もうしばらくお待ちください。

私もたくさんの芸能人の方とお会いしてきましたが、今回のインタビュアーであります小柳ルミ子さんは、芸能人特有のオーラを激しく感じさせていただきました。

取材の記念撮影は当社のスタッフも多数写っておりますので、こちらも楽しみにお待ちください。

最近の話題では、プライベートについて取り上げられることが多い小柳さんですが、
若くは1970年代前半を代表する歌手で、デビュー曲の「わたしの城下町」は、
年間売り上げ一位になり、レコード大賞最優秀新人賞も受賞しました。

その年から紅白歌合戦18年連続出場し、「瀬戸の花嫁」、「今さらジロー」など多くのヒット曲を残されました。私も実家のテレビでよく観ていたものです。

インタビューでも、私に熱く語っていただきました。
「人生は壁の連続です。多分30歳の時に壁があったと思います。40歳、50歳でまた壁が来ます。それに負けずにがんばってください。社長さんならできると思います。」

というお言葉をいただき、今後の仕事、人生に対する勇気が沸いてきました。

瀬尾社長も素晴らしい方でした。若さとパワーで多くの企業にぶつかってきた姿が思い浮かびます。

カンパニータンクもこれから更に期待できる雑誌です。
私達もできる範囲で、今後応援していきたいと思います。

カンパニータンク

http://www.companytank.jp/index.html


ゴッホの愛した歌川派(浮世絵)美術館

6月27日

本日は、知り合いが運営しています長野県大町市にある
『ゴッホの愛した歌川派(浮世絵)美術館』
へ行ってきました。

今回のメンバーは日本ロシア協会 常任理事の丹野博士NPO法人アジアヒューマンサポート の平井代表の3名です。

高速で3時間ほどかかるので、途中、休憩のため軽井沢に立ち寄りました。
水が綺麗な地方の蕎麦はとても美味しく、「さすが、軽井沢」と唸ってしまいました。

土屋写真館にも立ち寄りましたが、この写真館には皇太子ご夫妻の写真や、明治・大正時代の写真が数多く展示されており、見ていると何か懐かしいような気持ちになりました。短い時間の体験でしたが有意義な時間を使うことができました。

?

また途中、別荘が並んでいる林道を抜けていくと、うっそうと生い茂る木々や、透き通った川の水に、都会の喧騒を離れ、久々に清々しい気分になりました。子供の頃を過ごした実家では、軽井沢のように木々も生い茂り、空気もおいしく、水は飲めるぐらい綺麗でした。やはりこのような土地に降り立つとその頃のことを思い出します。

水

さて、その後に『ゴッホの愛した歌川派(浮世絵)美術館』に辿りつきました。
その日は実は閉館日だったのですが、無理を言って開けていただきました。
ご迷惑おかけしました。

ゴッホが浮世絵を愛したと言っても、ピンとこない方がほとんどだと思いますが、
当時の浮世絵の技術は世界的に見ても大変先進的で、その繊細さに魅了されたゴッホは浮世絵を400枚ほど持っていたのです。浮世絵がヨーロッパの近代美術に大きく影響を与えたことは、しがくセミナー でも丹野博士からお話があった通りです。

(7月のブログに書きますが、渡部昇一先生の講演でも浮世絵が与えた影響のお話が出てきました。)

展示品の中には、五井野正博士(丹野博士の師匠)が解明した、ゴッホの日本文字もあり、改めて浮世絵が印象派の画家達へ影響を与えたことが良くわかります。
この夏で閉館してしまうには大変惜しいものです。

日本が世界に誇る芸術の一つとして、浮世絵を始め、私もこうした日本の伝統文化を広げていきたいと思います。

美術館


慰霊の日

6月23日

ブログをご覧の皆様、6月23日は何の日かご存知でしょうか?

この日は、先の大戦で沖縄戦が終戦した日ということで、沖縄県が定めた「慰霊の日」になっております。
沖縄戦では、日米双方で、住民を含む約二十万人以上の人たちが戦没しました。
それを思うだけで大変悲しい日であり、またそうした方々へ感謝しなくてはいけない日でもあります。

戦争は二度と行ってはいけないという事を前提に今回のブログは読んで下さい。

私も、よく講演会の場でお話いたしますが、戦争で戦ったのは祖父・祖母の時代ですが、当時の年齢は、今の私達と同じかそれよりも若い年齢です。

沖縄では、「ひめゆりの塔」でも有名な、ひめゆり学徒隊は13~19歳で構成されていました。しかし、戦争で約200名亡くなっています。

そうした方々に対して何かできないかと前々から考えてはいましたが、
本日は株式会社矢野経済研究所、特別顧問の矢野弾先生のご好意で『殉国沖縄学徒顕彰会』の参拝に、部長の山部と室長の綿引と一緒に靖国神社へ行って参りました。

「慰霊の日」に英霊に対して、沖縄第一中学校の校歌の斉唱が行われ、
ました。本殿から庭を眺めながら校歌を聴いていると、当時のイメージが
サッと頭の中を駆け巡りました。戦没者やご遺族のことを考えると目頭を押さえるのが大変でした。

当日は曇っていましたが、
本殿は、ここ数年であれだけ心地良い空間があったかと思うほどに
涼しく、少し日がさして、丁度良いそよ風が吹いていました。

本殿

先人の方々の犠牲無くして今の我々、日本はありません。
こうしたことを忘れてはいけない日であると思います。

丁度、沖縄に旅行に行っているスタッフがいましたが
現地でもやはり慰霊祭は行っていたそうです。

このような機会を与えてくださった
矢野先生ありがとうございました。


第9回ちょこっとワールド~アイスランド共和国~

6月20日

本日は「第9回ちょこっとワールド 」が行われました。

今回は今までと違い、初めて大使館公邸で開催することができました。
これもひとえにアイスランド航空 の日本総支配人、坂田様 のおかげです。
坂田様本当にありがとうございました。

さて、今回の講師は東京東洋大学の留学生のベルグソンさん。
アイスランドのフォマールな衣装を着て講義を行って頂きました。

ベルグソン講師

私自身、アイスランドには一度行っていますが、当時の思い出に
浸りながら話を聞いていました。アイスランドの凄いところは
数えればたくさんありますが、一番はやっぱり「自然」です。

暖流の影響で平均気温も北海道より高く、地熱による温泉が豊富で
過ごしやすい気候です。
温泉に入りながらオーロラを見ることもできるそうで、これは私もまだ
経験しておりませんので、次回の旅行では実現したいと考えております。

講義風景

また、自然エネルギーを多く利用しているエコ国家でもあります。
2030年までに化石燃料を一切使用しない国造りを目指しているというから驚きです。

今年、日本とアイスランドは外交関係設立50周年記念 の年にあたります。

そこで、アイスランド航空は9月6日のフライトを記念直行便とし、
いくつかの使節団でアイスランドへ向かうというプランを立てています。

そして、「アイスランドをぜひ若者に知ってもらいたい」という坂田氏の熱いエールを受け、今回ベストからも、スタッフ7名を行かせることが決定しております。
せっかくなので、30名ほどで行ければと思っております。

若者向けということで、ここで公表できないほど一般の価格より安く行くことができます。一緒に行ってみたい人はぜひご連絡ください。

また、NGO東京アイスランド文化協会(申請準備中)設立記念として、日本から若者が読んでいる本を贈呈するという企画もございます。アイスランドの前大統領で世界最初の婦人大統領だったヴィグディス フィンボガドティル閣下が主宰される研究所で日本語の蔵書が増えれば大変価値のあることだと思います。

皆さんも、中古でも構いませんので、ぜひ本の寄付をお願いいたします。

アイスランド