8月4日
本日は、NPO法人全世界空手道連盟「新極真会」 の緑健児代表のお誘いで
映画『THE WINDS OF GOD~KAMIKAZE~』の試写会に参加してきました。
座席から周りを見渡すと愛川欽也さんを始め多数の有名人が来ていました。
映画は、ニューヨークで育った若手コメディアン二人が、太平洋戦争末期の日本に
タイムスリップして日本人の特攻隊員となるというもの。
詳しくはこちら
http://www.ceres.dti.ne.jp/~elle-co/winds/movie/winds_m.html
★『THE WINDS OF GOD~KAMIKAZE~』公式ホームページより
監督・主演・脚本の今井雅之さんは十数年前から同タイトルの舞台公演を行っていて、ドラマ化を経て今回、遂に映画化となりました。
映画を見て、特攻隊をはじめ、戦争で戦った方々は、自分の両親や兄弟、家族、恋人を守るためだけに、戦ったんだなというのが痛烈に伝わってきました。
今、平和に生きていられるのも、そういう方々の犠牲があってのもの。
こうしたことを考えると、目頭が熱くなります。大変すばらしい作品で、感動いたしました。
また、今井雅之さんの舞台挨拶もすばらしいものでした。
そもそも、この『THE WINDS OF GOD』が出来たのは、
27歳の時になかなか俳優として主演ができない、今井雅之さんが、「自分で書いてしまおう」と思い、作ったのがきっかけでした。
今井雅之さんは100人以上もの元特攻隊員の人に会って話しを聞きました。
特攻隊はただのクレイジーだと思っていましたが、話を聞くと実は「家族や恋人を守るために死ぬ。ただ、それだけだった」ということがわかってきました。
しかし、特攻隊というと、スポンサーになる企業もなく、舞台をやるごとに、多方面からの横槍があり大変な日々を送られていました。
各方面からの「やめてくれ」の声に、2001年の沖縄講演を最後に、今井雅之さんも講演を止めることを決意しました。
最後の沖縄講演後、スタッフとの打ち上げが終わり、ふとテレビをつけると、
貿易センタービルへ2機の飛行機が突っ込む映像が目の前に飛び込んできました。2001年に起きた、あの9.11事件です。
このテロを「カミカゼアタック」などと報道しているメディアがあり、
「それは違う。特攻はテロではない」という思いが強まり、『THE WINDS OF GOD』の映画化を決意しました。
そもそも、良いか悪いかは別として、当時の特攻隊は、相手の軍艦に突っ込む戦法であって、国際法に違反しているわけではありません。
民間のビルに向かって突っ込んでいくテロリズムと、特攻隊が同様に扱われるのが大変悔しかったそうです。
「テロと特攻隊は全く別物なのだという証明がしたかった。もし、日本の特攻隊をテロというのなら、広島と長崎への原爆投下は一体なんなのか?と言ってやりたい」というのが今井雅之さんの言葉です。
さて、映画を作ろうと決めたのはいいが、その時点での会社と個人の財産はたった2,000円しかありませんでした。
そこから想像を絶する苦労をして、資金繰りをし、スポンサーが集まってきて、そこから人が人を呼び、映画化できることとなりました。
映画化するに当たって、始めは脚本をハリウッドに持って行ったら、断られました。何でも、賞を受賞するような有名な監督に言わせると「アジア人が出ている映画など誰も見ない」そうです。また、字幕スーパーが好きなのは日本人だけで、字幕スーパーがある映画は映画とは言えないという考えもあるそうです。
そう言われると今井さんも意地になり、アジア人の出演者で全編英語で撮ろうと決めました。そのため、『THE WINDS OF GOD』は全て英語で演じられ、字幕スーパーが日本語です。
舞台挨拶を聞いて、鳥肌が立つ思いでした。
そして、なんと楽屋で、緑健児代表に今井雅之さんを紹介していただきました。
私達は年に一回、「感謝の心、若者に靖国を伝える会」で300人の若者で靖国神社へ行きます。その集合写真を今井雅之さんにプレゼントいたしました。共感していただき、大変喜んでいただきました。
ぜひ若い人にも見て欲しいということで、快く記念撮影もしてくれました。
8月下旬からシネ・リーブル池袋をはじめ、全国で公開が始まります。
詳しくは
http://www.ceres.dti.ne.jp/~elle-co/winds/movie/winds_m.html
ぜひ皆さん見にいきましょう。
緑健児代表、映画にお誘いいただき、今井雅之さんも紹介していただきまして、大変ありがとうございました。