2月19日
「フレンドリーイノベーションが開くEVの未来」
ワールドカーオブザイヤー受賞
日産自動車株式会社 デザインセンター
チーフプロダクトデザイナー
井上 眞人 先生
日産リーフの開発秘話をお話しいただきました。
1908年頃の話
車は蒸気、ガソリン、電気の三つ巴だった。

ガソリンのT型フォードが100万台売れることによって、
電気や蒸気の話は無くなった。
累計1500万台売れたT型フォードは、設備投資に失敗し
累計では赤字なのだ。
驚きです!勉強になります。
PIVO2 という車の話では、若者に夢をあたえてくれました。
縦列駐車やUーターンがいらない話では、会場は大歓声でした。
リーフのこだわりは、本物級の本物でした。
エンジン音が無くなったら、人間は第2第3の騒音が気になる。
ロードノイズの解消やドアミラーの風切り音の解消には感動しました。
静かすぎて歩行者が気付かないので、『シューっ』というシャープな音をわざと出るように
している話もおもしろかった。
エンジンをかける→スタートアップですら、そのままでは無音なので
これからドライブが始まるという音が流れます。
日本の車と言うことで、寺社の軒先から雨水がしたたり落ちた音でした。
かなり素敵でした!
この音もかなり研究されたそうです。

リーフは、フル充電で約150キロ走る。
急速充電で30分。
リッター何キロ?と言う質問には、走り方や道路状況(勾配など)によるが
計算すると約50キロ~100キロ走ることになると言う。
リーフは、カルロスゴーンなくして出来なかった。
リーダーは、理想を描き、妥協しない。
『こういうものをつくれ!』と明確に話すことが大切で有り、
従来に無い未来の車を作るんだと言う強い信念が、
カーナビなどの各パーツにも進化を要求されたそうだ。

最後に井上先生より
『仕事は楽しくやる!』
とのお言葉。
まさしくですね。
車の未来を変える、大仕事のお話しは私含め、若者に明るい未来と、
仕事とは妥協しないこと、楽しむこと、を教えてくれました。
井上先生、本当に有り難うございました!!
