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ネクサス事業部 占部です。
先日開催された室舘塾ユースをレポートいたします。
今回の室舘塾ユースはZoomを活用してのオンライン開催と、初の試みとなりました。
■オンラインの時代こそ、礼儀を大事にする
会を始める挨拶の時、室舘代表から指摘がありました。
「『おはようございます』と口に出していない人がいます。
画面越しだからといって、挨拶の声を出さないのはおかしなことです。
たとえ画面越しでも、相手に敬意を払って、相手の挨拶に対して声を出して返答することが大切です。『俺だけならいいかな』『私1人ならいいかな』という考えはダメです。
電話の時も、頭を下げるか下げないかでは、心の伝わり方はまるで違いますよね」
というご指摘をいただきました。
Zoomや、オンラインでのやり取りで見えていないからこそ、スーツのズボンの線や、靴のカカトまで気にするんだ、というお話をいただき、一同、改めて変わりゆく時代の流れを認識しました。
■人間力の大切さ
続いて、人間力に関してのお話がございました。
「75年前、戦後の日本は世界最貧国でした。
ただ、戦後の日本国民の努力が実り、現在の国際的な地位があります。
日本は、努力をせずにここまで復興したわけではありません。誰かが努力をしてきてくれたのです。
凛とした人が育たなければ国は廃れていきます。未来の国を護るのはロボットではなく人間です。だからこそ、一人ひとりに人間力が必要なのです」
とお話しいただきました。
いかなる状況や環境であっても、最終的に必要とされるのは人間力であり、私たちが学んでいるのは目先の成果を得るためではなく、5年、10年、20年先を見据えた、志の高いことを掲げて学んでいるのだと痛感しました。
■「啐啄」とは
また「成長には互いの意識が必要である」という意味合いで、「啐啄(そったく)」という行動を教えていただきました。
啐啄とは、鳥の卵が孵化する時は、親鳥と雛鳥が互いに卵の殻をつつき合う行為を言い、それを経て、やっと誕生の時を迎えるというものです。
成長においても同じで、指導する側と指導される側の、想いや意思の疎通が成り立って初めて、成長するものだと気づくことができました。
■一流の人に会うためには
続いて、室舘塾ユースの課題図書である月刊『致知』について触れていただく場面がありました。
いま、世の中では人に会うことは難しいです。
ただ、本を読むことは、その著者に会って話を聞くことに近いものがあります。その方の人生経験や苦悩、考え方を知ることができるからです。だからこそ、本を読むことで、各々に良い影響が出ると教えていただきました。
室舘代表からは「一流になるためには一流と言われる人にたくさん会うことが大事。その意味でも、本を読むことで多くの一流の方と対話することが大切」ということをお話いただきました。
「胆力は悪い時にこそ鍛えられる」
この言葉の通り、先が見えない世の中でこそ、できることもあるのではないかと模索をする姿勢が必要だと感じました。
改めて、現状における対処をするだけではなく、変化に順応し、さらなる進化が求められ、人間力の真価が問われている時なのではないかと思いますので、自らの成長に胸を弾ませながら生活していきます。